トミーカイラ(Tommykaira)は、日本の京都府に存在した自動車メーカートミタ夢工場が製造・販売していたコンプリートカーやカスタマイズカーのブランド名です。トミーカイラというブランド名は、トミタ夢工場の創業者である富田義一(とみたよしかず)社長と解良喜久雄(かいらきくお)副社長の名字を組み合わせたものです。

1987年、トミーカイラは日産スカイライン(R31)をベースにした日本初の公認コンプリートカー「トミーカイラM30」をリリースし、以来、多くの高性能車を製造してきました。1995年には完全オリジナルのスポーツカー「トミーカイラZZ」を発表し、国内12番目の自動車メーカーとなりました。

最近では、デジタルアセットやブロックチェーン技術の進化を受けて、トミーカイラはブランドの歴史や車両に関連する非代替可能トークン(NFT)の発行を開始しました。これにより、ブランドの愛好者やコレクターはデジタル空間でトミーカイラの車両を所有するという新たな形の体験を得ることができます。このような取り組みを通じて、トミーカイラは自動車業界におけるブロックチェーン技術の可能性を探求し、その未来を築いています。

トミーカイラは、自動車の世界における革新的な試みと、伝統と品質へのこだわりを持ち続けています。

ブランド略歴


イベント
1967年トミタオート商会として設立
1973年社名を株式会社トミタオートに変更
1984年副社長の解良喜久雄が入社。BMWのチューニングメーカーであるハルトゲの正規代理権を獲得
1986年金閣寺近くに本社を移転。社名を株式会社トミタ夢工場に変更
1987年R31型スカイラインをベースにした日本初の公認チューニングカーが完成、ならびに販売を開始。Tommykaira M30
1996年完全オリジナルのTommykaira ZZを発表。同車を製造するイギリス現地法人トミーカイラUKを設立
1997年Tommykaira ZZを販売開始。同車は206台が製造販売された
1998年R34型スカイラインGT-RをベースにしたTommykaira Rを日産本社で発表
1998年Tommykaira ZZⅡプロジュクトを発表
2000年株式会社オートバックスセブンと業務提携を結び、全国のオートバックス店舗でトミーカイラの販売を開始
2001年ASLガライヤ開発に関与
2010年グリーンロードモータース株式会社(現・GLM株式会社)に、Tommykaira ZZのノウハウを提供
2014年GLMがTommykaira ZZ(電気自動車)を販売
2018年トミーカイラ株式会社設立
2022年Tommykaira Salon を京都二条城近くにオープン
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